最判平4.11.16 森川キャサリン

最判平4.11.16 森川キャサリン

平成1(行ツ)2 再入国不許可処分取消等 平成41116日 第一小法廷 判決 棄却  集民 第166575

 

東京高等裁判所 昭和61(行コ)33 昭和630929

 

判示事項

我が国に在留する外国人が外国へ一時旅行する自由と憲法の保障の有無

裁判要旨

我が国に在留する外国人は、憲法上、外国へ一時旅行する自由を保障されていない。

参照法条

憲法22

 

         主    文

     本件上告を棄却する。

     上告費用は上告人の負担とする。

 

         理    由

 上告代理人野本俊輔、同村上愛三の上告理由第一点について

 我が国に在留する外国人は、憲法上、外国へ一時旅行する自由を保障されているものでないことは、当裁判所大法廷判決(最高裁昭和二九年(あ)第三五九四号同三二年六月一九日判決[外国人再入国]・刑集一一巻六号一六六三頁、昭和五〇年(行ツ)第一二〇号同五三年一〇月四日判決[マクリーン]・民集三二巻七号一二二三頁)の趣旨に徴して明らかである。以上と同旨の原審の判断は、正当として是認することができ、原判決に所論の違憲はない。論旨は採用することができない。

 

 同第二点及び第三点について

 原審の適法に確定した事実関係の下において、所論の点に関する原審の判断は、正当として是認することができ、原判決に所論の違法はない。論旨は採用することができない。

 よって、行政事件訴訟法七条、民訴法四〇一条、九五条、八九条に従い、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり判決する。

     最高裁判所第一小法廷         

        裁判長裁判官    小   野   幹   雄

            裁判官    大   堀   誠   一

            裁判官    橋   元   四 郎 平

            裁判官    味   村       治

            裁判官    三   好       達

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